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一帯一路 − 中国西安

 

 

 明時代の城壁に立つ永寧門(南門) 筆者撮影

 

 4月の中旬、中国の発展する内陸都市、西安を訪問してきました。西安はもともと、隋唐時代以前の都、長安であり、史跡豊富な場所ですが、近年は、中国政府が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」戦略の中心都市として、著しい発展を遂げていました。

 西安中心部には、明朝時代からの城壁が残るため、特に城壁内部の旧市街は、史跡保護もあって開発が規制されているようでした。しかしながら、城壁の外部に一歩目を向けると、林立する高層ビルやマンション、次々に建設される道路や地下鉄など、インフラ整備も着々と進んでおり、おそらく、10年ほど前に、中国深センを訪れた際と同じような熱気が漂っていました。同行して頂いた専門家の方によれば、この西安をはじめ、重慶、武漢、成都といった中国内陸都市は、今まさに「高度成長時代」を迎えているとのことでした。

 

城壁を隔てて発展する新市街と保護される旧市街 筆者撮影

 

 「西咸新区」−ゼロから作り上げつつある300万都市

 

 それにしても圧巻だったのは、西安市と咸陽市の中間地点に新しく建設されている「西咸新区」という開発計画でした。日本の工業団地くらいのイメージをもって行きましたが、まったくスケールが違いました。

 ICT、ヘルスケアといった業種の集積を狙う企業誘致地区はもちろんのこと、貯水池をはじめとした上下水道、巨大な高層マンション、高速鉄道、道路、地下鉄といった交通インフラ、シルクロード経済の拠点となる陸の港湾施設、ディズニーが監修する総合レジャー施設、多数の大学を集積させる学園地区など、「ゼロから300万都市を建設する」計画が、国家と陝西省の肝いりで進められておりました。

 「需要は後からついてくる」ということなのでしょうが、日本人の私からするとバブルとしか思えない、巨大なオフィスビルやマンション、片側6車線の幹線道路等がものすごい勢いで建設されておりました。実際に数年前に来た方からすると、着々と企業集積は進んでおり、人口も増加し、土地の値段は数倍になっているとのことでしたから、まだまだこの勢いは続くのかもしれません。

 また、中国でも最近は、環境保護の重要性が大きく叫ばれるようになり、この西咸新区の計画展示においても、「(掘れば出てしまう)史跡をいかにして守り、自然環境を保護しながら、発展していくか」がテーマになっていたのは、これまで中国を訪問した際には気が付かなかった視点で新鮮でした。

 

西咸新区に建設された「陸の港」にある巨大コンテナクレーン コンテナは遠くロシアまで運ばれる

 

モバイル経済は、既に日本の先へ

 今回中国内陸都市を訪問し、こうしたハード面だけでなく、ソフト面で気が付いたのは、日本以上にスマートフォンが普及し、アリペイなどのモバイル決済があらゆる場所で使えるようになっていることです。もともと銀行が日本ほどに便利ではなく、偽札や地下経済が大きかったため、証跡が残るモバイル決済の仕組みは、課税当局の政府にとっても都合がよかったのでしょう。最近はアリペイの決済状況等を基にした個人情報が与信管理に使われ、高級ホテルの予約受付や、結婚情報サービスへのエントリーにおいても使用されるとの話に驚きました。この分野に関して中国は、既に日本よりずっと先を行っている感じがしました。

 

 

浦島太郎にならないために

 この2か月で、フィリピン、韓国、中国とアジアを3か国ほど回りましたが、その勢いと発展スピードには改めて驚かされるものがありました。まさに「百聞は一見にしかず」で、定期的に日本を出て現地に赴かないと、この感覚はつかめないような気がします。

 安全で物価が安く、食事のおいしい国内にいると、近隣諸国の劇的な変化に鈍感になってしまいますが、今回「日本だけが完全においていかれている」という激しい焦燥感にかられました。年金や国家財政がこれだけ悪化しているのに、このまま緩やかな衰退と平穏な日常が続く保証はどこにもないのだとつくづく感じました。

 この体験、知見を今後の自分のビジネス、生活にどう生かすかですが、まずはできることからということで、運用資産に占めるアジア株のウェイトを高めるところから始めていくことにします。また、本業関連でも、アジアに積極展開されている皆様との協業をいかにして図っていくかを考えていきたいと思いました。

 

世界史の教科書でお馴染み、秦の始皇帝陵の兵馬俑(これは本当に圧巻でした!)

| cpainvestor | 12:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
セブ島親子英会話

 

 長男の春休みに「英語を道具として使う意味」について考えてもらおうと、親子でセブ島のマンツーマン英会話に行ってきました。最近、セブ島の英会話スクールは、「バリューな英語スピーキング特訓場」として注目されているようで、日本人、韓国人の学生がたくさん来ていました。(これは全くそのとおりで、学校をしっかり選びさえすれば、日本にいるよりずっとお安くしっかり学べると思います。)

 常夏のセブ島は、東南アジア特有の渋滞と熱気に包まれていましたが、タイやインドネシアと違って、町中で英語が通じるのは、何ともありがたい環境でした。投資家目線で気が付いたことを書き留めておきます。

 

1.人口は1億人弱、平均年齢は若く、伸び盛りの環境である

 人口1億人弱で、出生率は3程度あり、どこのショッピングモールに行っても年寄りはほとんどいない(バリアフリー環境にないので、年寄が街に出てくることができないだけかもしれませんが)

 

2.カソリック教徒、英語が通じる環境は、アウトソーシング基地としてのポテンシャル十分

 国民の8割がカソリック、しかも少しでもまともな仕事にありつこうと思うと、英語力は必須。特に女性は、働かない男性以上に家計を支える担い手として、非常によく働く印象。多民族多言語であることから、学校の授業は国語以外すべて英語なので、英語を学ばざるを得ない環境。これまでは、労働者輸出が得意な出稼ぎ国家だったが、治安が良くなるにつれて(後述)、欧米豪のコールセンターなどのアウトソーシング産業の拠点として、インドと共に注目される可能性は高い。

 

3.インフラや治安は改善している

 ドゥテルテ大統領の人気は圧倒的で、汚職と麻薬撲滅のための荒療治(日本では、警察官が麻薬常習者を殺害することばかりがとりあげられるが、もともと死刑制度がない国であったが故に、その効果は絶大)は当面続くことが予想される。現地のフィリピン人英語講師は口々に「治安は依然に比べずっと良くなった」と言っていた。

 

4.グローバル企業のメガブランド強し

 他の東南アジア諸国同様、スーパーマーケットでは多国籍ブランドが強い(歯磨きのコルゲート、トイレタリーのP&G、ユニリーバ、乳製品のネスレなど)ローカルブランドでは、ビールのサン・ミゲル、ファーストフードのJOLLIBEEが人気か)タバコや甘い物、オイリーな料理が大好き、スマホは、盗難頻度高くこの地でも大人気。この辺りは、他の東南アジア諸国同様の傾向か。

 

  個別銘柄は予測不能ですが、金融、通信、タバコ、アルコール、甘味食品あたりに投資しておけば、経済成長を享受できそうな気がしました。写真は、マクタン島から出ているアイランドホッピングツアーに参加した際に撮影したシュノーケリングスポットです。こちらはセブ市内とは別世界の空間が広がっておりました。

 

raprap Philipin.JPG

 

| cpainvestor | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
イスラエル紀行(3/3)

ユダヤの国民性

 

(エルサレム旧市街 嘆きの壁:筆者撮影)

 

 イスラエルという国家を考える場合、ユダヤの国民性というものを十分に理解する必要があるように思いました。現地の元政府高官の方から聞いた説明では、次の4つの特徴が挙げられておりました。
 

  1. マイノリティとしてのDNA
     世界中に離散したユダヤ人は、子供の頃から母親に「マイノリティであるからこそ、集団の中で平等に扱われるためには、何かに秀でなければならない」と教わるそうです。学術、芸術など、「自分自身の力で生きていくための術」を幼少期から徹底して叩き込まれるわけです。世界における人口比0.2%のユダヤ民族が、ノーベル賞受賞者の2割以上を占めるというのも、単なる偶然ではないのだと思います。                                                                                          
  2. 移民国家としてのダイバーシティ
     イスラエルは建国以来、世界中のユダヤ系移民を多数受け入れています。イスラエルにたどりついたユダヤ人は、どこの国の出身であっても、到着したその日から市民権を得て、ヘブライ語の集中講座を6か月間、生活給付金と共に受けられるそうです。その結果、母国語や文化的バックグラウンドが異なる多様なユダヤ人が同じ国内で暮らしていることになります。特に、近年のハイテク企業の興隆の背景には、ソ連崩壊後に受け入れた優秀なロシア系ユダヤ人とその子孫が大いに貢献しているとのことでした。

     
  3. 仮想敵国である隣人
     イスラエルの人口は、8百万人であるのに対し、周辺を取り囲むアラブ諸国の人口は、3.7億人を超えています。彼らは国家の存続のため、「知恵は最大の武器」を合言葉に、科学技術を振興し、防衛産業を発達させ、徴兵制を敷いています。「全世界に同情されながら滅亡するよりも、たとえ全世界を敵に回してでも生き残る」という危機意識は、国民に広く浸透しています。高校を卒業したばかりの人間が、生死を分ける現場で日々判断し、活動しています。20代前半でこのような修羅場を国民の多数が経験する国は、それほど多くないはずです。軍隊時代の修羅場に比べれば、スタートアップの精神的ストレスはたいしたことはないのかもしれません。

     
  4. 常識や伝統を疑う価値観
     「ユダヤ人が3人集まると4つ政党ができる」というくらい彼らは個性的で、上下の職位に関係なく率直に意見する文化が根付いています。たとえ軍隊であっても上官が判断を誤れば、部下は遠慮なく指摘をし、意見をする。「説明を受けたら質問をしないことの方が失礼」「常識といわれるものは常に疑ってかかる」こういった習慣が彼らには幼少期から身についているそうです。こういった文化的背景を持つ人々を部下に持つ上司は、日本人からすると相当マネジメントが難しいように感じますが、常に本音をぶつけ合う議論ができるからこそ、新しい創造的なアイデアも生まれ、それを実現するべく挑戦するという風土も育まれていくのでしょう。

 

 徴兵制があり、若者が修羅場を経験するという意味では、韓国もよく似た境遇にあるわけですが、「失敗を恥とは思わないチャレンジ精神」という部分で、両国の精神性は大きく異なるのかもしれません。

 イスラエルの場合、自分たちの親、祖父母の世代は、着の身着のままでイスラエルに渡ってきて、ゼロから砂漠を開墾したところからスタートしているわけです。この話を原点として考えると、事業の一つや二つ失敗したからといってめげることはないということでしょうか。

 「失敗の履歴がないのは、挑戦していないとみなされる」「失敗の数が多いほど、経験豊富だということで評価が高まるケースが多い」、現地のベンチャーキャピタリストのこんな発言が、大変印象に残りました。

 

 イスラエルには、ここまで記載したような「光」の部分もあれば、当然「陰」の部分もあるわけで、大変なカルチャーショックとすぐにはとても消化しきれない複雑な感情が沸き上がった内容の濃い旅でした。

 私も中小企業者として、これまで以上に前のめりで挑戦していこうと思う大きな刺激をもらいましたし、もっと国際政治や宗教、社会の諸課題に関心を持たねばと思わされた1週間でした。

 

 ただ、皆さんのイメージ以上にイスラエルは安全な国ですので、興味を持たれた方はぜひこの国を訪問して頂きたいと思います。

 

 なお、旅の事前リーディングとして下記の書籍はとても参考になりましたので、ご紹介しておきます。

 

「アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか? 」

「イスラエルを知るための60章」

 

| cpainvestor | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
イスラエル紀行(2/3)

スタートアップ・ネーション

 

(ハイファのハイテク工業団地 筆者撮影)

 

 イスラエルの人口はわずか800万人、面積は日本の四国程度、国土の9割は砂漠気候で、(最近はガス田が発見されたようですが)天然資源も乏しく、周りは仮想敵国だらけです。

 

 こんな政治・経済的には「ネガティブ要因の塊」のような国であるにもかかわらず、毎年600〜1,000社のスタートアップ企業が生まれ、ベンチャーキャピタル(VC)からの年間投資額は5,000億に迫ります。また、IBM、インテル、シスコ、Google、Appleなど世界のハイテク企業がこの国に研究所を持ち、次々と当地のベンチャーを買収し、ナスダック上場企業も60社を超えています。

 

 「この国でいったい何が起こっているのか」を、現地政府元高官、ベンチャーキャピタリスト、インキュベーター、現地ハイテク企業などから直接学ぶことが、今回の旅の目的の一つでした。

 

 イスラエルのイノベーションエコシステムとして、現地のイノベーション支援機関の方から説明を受けたのは以下の4つのセクターが1つのクラスターとして有機的に機能しているとのことでした。

 

  1. 政府機関:政府の役割を「民間がとれないリスクをとる」と定義し、国策としてスタートアップ企業を支援しています。特にICT、サイバーセキュリティ、バイオテクノロジー、フィンテックといった分野に研究開発補助金を積極的に提供しています。プロジェクト1案件当たりの補助金額は、最低でも数億円とのことでした。
  2. 民間セクター:国内外の資本を資金源とするVCが多数活動しているほか、自らコーワーキングスペースを運営し、スタートアップ企業の経営・資金を支援するインキュベーターが20社以上存在し、その存在感を高めています。
  3. 防衛産業:GDPの5%、世界ランキング15位に入る巨額の予算をつぎ込んでいる防衛産業からの民間への技術移転を積極的に進めています。例えば、イスラエルのハイテク企業の代表ともいえる、自動運転技術開発のMobileye(ナスダック上場、直近の時価総額は1兆円を超える)は、もともとミサイルの目標追尾技術を応用したものらしいです。
  4. 学術界世界ランキングの常連であるエルサレムのヘブライ大学、ハイファのテクニオン工科大などは、優秀なエンジニアの供給基地となっているだけにとどまらず、積極的に産学連携を進め、研究成果の民間移転と産業化を進めています。実際、大学の傍には、多くのグローバルハイテク企業の研究機関が集積しています。

 

 防衛産業が巨大であるのは、イスラエルの国の成り立ちに関係する大きな特徴といえるものの、たとえこの仕組みを真似したからといって、他国(例えば日本)でイノベーションが活性化するかというと、そうではないように思います。

 なぜなら、この国を訪ねてみて、改めてリスクを厭わずに挑戦する「ユダヤの国民性」について、多くのことを感じたからです。

 

(テルアビブのホテルから見た地中海:筆者撮影)

| cpainvestor | 16:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
イスラエル紀行(1/3)

 

先週はユダヤの国、イスラエルを訪ねてまいりました。

以下、吸収した学びを忘れないための記録です。

 

三大宗教の聖地 エルサレム

 

エルサレム

(オリーブ山からエルサレム旧市街を望む:筆者撮影)

 

 

 エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のいずれも聖地となっています。

 紀元前1,000年頃にソロモン王がユダヤ教の神殿を作って以来、エルサレムはバビロン、マケドニア、ローマ帝国、アッシリア、十字軍、オスマントルコと何度もその支配者が変わり、その結果、様々な宗教の神殿や寺院が入り乱れています(エルサレムの歴史はこちらのサイトが詳しいです)。

 

 ヴィア・ドロローサ(イエス・キリストの最後の道行き)には、世界中からたくさんの観光客が来ていましたが、一定の時間になると必ずコーランが流れますし、「嘆きの壁」では、超正統派と言われるユダヤ教徒が祈りを捧げていたりします。

 この複雑な宗教的背景から、国連は、エルサレムをどこの国にも属さない国際管理都市としていますが、第三次中東戦争以降、イスラエルの実効支配が続いています。東エルサレムの旧市街と西エルサレムの新市街を分ける道路付近の建物には、多くの弾痕が残っておりましたし、各所に銃を携帯した兵士が待機しておりました。

 

 イスラエルに住むアラブ系のイスラム教徒、キリスト教(カソリック)の神父、ユダヤ教のラビから等分に話を聴く機会がありましたが、語ることは三者三様、各々の言い分があるわけで、お互いに理解しあうのはやはり容易なことではなく、部外者が簡単に意見できない雰囲気がありました。

 

 エルサレムより東方、ヨルダン川や死海までの地域は、ウェストバンクと呼ばれる岩山と砂漠の荒野が広がっています。いわゆる「オスロ合意」以降、この地域は、パレスチナの暫定自治政府が統治していることになっていますが、電気、水道といったライフラインはイスラエルに依存している上、今も多数の難民キャンプが存在しています。聖書に出てくる旧跡が大変多い地域ではありますが、大々的に観光ツアーを組み、誰もが気軽に宿泊できるような場所ではないことだけは確かです。

 

| cpainvestor | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
恭賀新年

みなとみらい

 

 新しい年が始まりました。

例年通り、昨年を振り返り、今年も新年の目標だけは立てておこうと思います。

毎年、漢字1文字でテーマを決めておりますが、今年は、「探」にしたいと思います。

 

<仕事面>

 多くの方のご支援のおかげで、昨年一年を無事に終えることができました。

 新しいお客様との出会いや、若いスタッフが何人か手伝ってくれるようになったおかげで、業務の幅も大きく広がりました。事務所もようやく、「みなとみらいの観覧車が見える部屋(写真は、契約しているFotoliaからの引用で、私のオフィスからの情景ではありません)」に引っ越しができました。

 やはり、「窓」があるって重要ですね。

 大組織にいた時は、業績評価やら、人間関係やら悩みも多かったように思いますが、いったんゼロリセットして、窓のない小部屋から会社を始めてみると、そういった悩みからほとんど解放されました。

 適正価格で仕事を依頼して頂ける取引先の皆さんに改めて感謝できるようになりますし、「会社の決算書=自分の市場価値」ということになりますので、誰にも何に対しても言い訳ができなくなります。

 今年も、好奇心をもって、新しい業務の機会を探索する旅を続けたいと思っております。

 

<生活面>

 昨年は、家族が誰一人大きな病気にかかることなく、健康に過ごすことができました。また、私の気持ちに余裕ができたことで、家族内の会話も増え、夏にはハワイ旅行に行くこともできました。

 前職を退職した時期に前後して、家族内でもいろいろな出来事があったことに比べると、だいぶ良くなりました。生活の基盤が家族にあることを実感した一年でした。

 今年は、子供たちに「探求の機会」を与えるべく、海外含め、いろいろと考えたいと思います。

 

<家計・投資面>

 昨年の唯一の課題は、リーマンショック以来の運用成績マイナスに転落してしまったことでしょうか。社業に精力を注ぎすぎたせいもありますが、特定銘柄にほれ込み、自ら定めたロスカットルールを厳格に適用できなかったことも大きいように思います。

 今年は昨年以上に難しい相場になるでしょうから、退場させられることがないよう、慎重にリスク管理をしていこうと思います。

 

 今年はこんなところからスタートです。

 

| cpainvestor | 18:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
創業1周年

 

 この7月末をもって、創業1周年を迎えることができました。独立後、多くの皆様にお声がけ頂いたことで、仕事は全く途切れず、同志もでき、無事に新しい会社を立ち上げることができました。

 来期に向けても、様々な機会をすでに頂戴しており、日々、感謝の気持ちで一杯です。

 

 2016年度に向けて、いくつか目標を立てておきたいと思います。

 

  • 「自分にしかできない」業務に焦点を絞り、付加価値を上げて、新規顧客の開拓につなげる
  • 仕事を形に残しておくために、研究開発を兼ねて著書を1冊執筆する
  • これまで以上に健康に留意し、自分のペースを遵守する

 

 7月末には、ハワイに行き、「何も考えない10日間」を家族と共にゆっくりと過ごしたことで、心身共に十分な休息をとることができました。

8月からはまた、心機一転、頑張りたいと思います。

 

 

 (写真は、宿泊したコンドミニアムから見たワイキキビーチです)

 

WAIKIKI

| cpainvestor | 15:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
人生の主導権は自らにある

 8月最終週は、家族と共に、札幌⇒ニセコ⇒函館と北海道南をめぐる8日間の旅行をしてきました。とても過ごしやすい気候と大自然の中で、仕事のことを完全に脇に置いてこんなにゆっくりしたのは、おそらく6年ぶりぐらいではないかと思います。
 家族でゆっくり時間を過ごすことで、これまで気がつかなかった子供達の成長振りを見ることができたのと同時に、「父親不在であったことによる好ましくない影響」も随所に感じることができました。反省することの多い旅でした。

 これまでの仕事を続けて、単純に全力疾走を続けていたのでは、スケジュール的にはなんとか調整できたとしても、とてもこういう気持ちで休暇はとれなかったように思いますし、いずれ家族がバラバラになっていたのではないかと感じています。その意味で今回の自分の決断は、正しかったと信じています。

 これからは「人生の主導権は自らにある」ことを信念として、職業人としても活動をしていきたいと思っています。

追伸
函館山でも聞こえてくるのは中国語ばかり。
株価は一時的に下がっても、かの国の勢いは、今後も続くのではないでしょうか。


函館山夜景

 
| cpainvestor | 08:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
星空散歩

 今年は相場が好調でした。投資家の皆さんの中には、株式売却益で高級腕時計などを購入しているような方もいらっしゃるようですが、私はどうもクォーツよりも正確性が低くて、メンテナンスの手間とコストもかかる機械式時計に多額の資金を投じることに抵抗があります(腕時計に機能性以上の要素を見出せないからなのでしょう)。それでも、こんな年はめったにないので、何か趣味のグッズを購入しようと思い、いろいろ思い悩んだ結果、たどりついたのが天体観測用の大型双眼鏡でした。

 もともと学生時代には、望遠鏡をかついで星見によく行っていましたが、その後は15年以上も御無沙汰でした。せっかく家も新築し、3階の書斎の横に望遠鏡も十分に置ける広い屋上も確保したので、星見を再開して息子達に惑星や星雲、星団を見せてやりたいと思いました。月や惑星を見るだけなら初心者用の機材で十分なのですが、それでは元マニアの私が納得しません(笑)。
 十数年ぶりに専門店を覗いて店員にも相談し、ネットでも調べまくっていろいろ検討した結果、「天体写真はやらず、星見(観測)に徹するのならば、大口径双眼鏡が良い」との結論にたどりつき、KOWA HIGH LANDER PROMINERという8cm口径の双眼鏡の購入を決めました(左下図)。

ハイランダープロミナー この双眼鏡、天文愛好家からは「ギリギリ持ち運び可能な高性能双眼鏡」ということで絶賛されており、お値段もそれなりに張る逸品です。ところが、アイソン彗星が思いのほか早く逝ってしまって、メーカー・小売が在庫をかかえてしまった影響でしょうか、年末限定の特別割引価格となっておりました。これに交換レンズ、カメラ三脚、ビデオ雲台、アルミケースをセットにしてもらい、いつものようにしぶとく値引交渉を行い、さらに現金取引を条件にして備品をいくつかつけさせた上で、大人買いをしてしまいました。(貧乏学生時代にはとても手の届かなかった機材を購入できたのは、バリュー投資を続けてきたおかげでございます。はい。)


 年末になってようやく休みに入ったため、満を持して深夜に覗いてみたところ・・・
 月面→まさに圧巻、木星→衛星もふくめてくっきり、土星→輪もよくわかる、M45すばる→美しい!、M42オリオン大星雲→ずっと見ていたい!、M41おおいぬ座の散開星団→こんなに見えるとは!
 はっきり言って(こんなに寒くなければ)、楽しくて何時間も屋上にいれそうです(笑)。子供達も木星を見た時には歓声をあげておりました。4等星程度までしか見れない都会の夜空ではありますが、それでも予想以上の解像度で、改めて日本の光学技術の素晴らしさを実感しました。「子供をだしに使っておきながら、結局、お前が買いたかっただけだろう!」と嫁から突っ込みを受けそうな気配ではありますが、使途が限定される初心者向けの望遠鏡にしなくて正解でした。

 昔は、星図片手に赤い光の懐中電灯で、星雲・星団を必死になって探していたものです。ところが最近は、スマホアプリのGoogleSkyMapをダウンロードして夜空にかざせば、大概の星座はわかってしまいます。その上で、「星雲・星団の見つけ方」で検索をかければ、詳しい見つけ方を解説したサイトがいくつも出てきます。便利になったものです。

 来年は、もう少し子供達との時間を確保し、この双眼鏡を車に積んでキャンプ場に出撃したいと思います。
 
| cpainvestor | 01:55 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
永遠の0

 友人に勧められたので、年末年始の話題作、「永遠の0」を見てまいりました。累計発行部数450万部を超える大ベストセラーの映画化だけあって、キャストは脇役も含めて豪華メンバー、製作委員会も東宝・電通・アミューズ・講談社・朝日新聞社などそうそうたる顔ぶれ、監督・脚本は「ALWAYS三丁目の夕日」山崎貴氏、音楽は「ハゲタカ」の佐藤直紀氏など、まさに日本映画界の総力戦といっても良い布陣です。

 戦争モノとなると必ず問題となるのが、海戦・空戦をどう撮るのかということなわけですが、CGと実写を組み合わせたVFXという手法で描かれた空母赤城や機動部隊の海戦シーン、零戦の空戦シーンは見事で、まさに大画面映画にぴったりの迫力でありました。特に、ミッドウェー海戦で、わずか数発の爆弾で赤城が大爆発するシーン、いわゆる「魔の5分間」は戦史マニアにはたまらない情景描写でございました。このVFXを手掛けたSHIROGUMIというプロ集団、ただものではありません。
 
 ストーリーはネタばれになるので原作を読んでいただくとして、まあ600頁にもわたる大作の本筋をはしょることなくよく2時間強でまとめあげたなと感心しました。ジャニーズ系のイケ面すぎる俳優はともかくとして、役者の演技もまずまずだったと思います。

 それにしても、空母を中心とした機動部隊という革新的なコンセプトを打ち出しながらも、爆弾数発で沈んでしまう弱い防御設計、熟練パイロットを簡単に死なせてしまうなど、旧日本海軍のアンバランス感は半端ないです。戦中に就役した空母などは、暗号が解読され、あるいはレーダーで補足され、そのほとんどが初戦を迎える前に潜水艦に沈められています。どうしてここまで情報とか兵站を軽視したのだろうかと、映画を見ながら、改めて考えてしまいました。
| cpainvestor | 06:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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