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葛藤


 身内に不幸があってから、はや2ヶ月が過ぎようとしています。猛烈な量で押し寄せて来る仕事を打ち返しながらここまで突っ走ってきましたが、当然そのほころびはいろいろなところに出てきています。
 

 「もうここで十分、階段を降りるべきだ」という声と「ここまで来たのだから、もう少しがんばるべき」という声が自分の中で交錯しています。


 そんな状況ではありますが、今年も年初に引受けた日経セミナーの時期がやってきました。今年は、8月26日、27日の2日間に渡って、企業分析と価値評価の基礎をみっちり解説します。ここ数年あまりに短い時間の1日セミナーで受講者の満足度を十分に高めることができず、私自身フラストレーションがたまっておりました。

 今年は2日間もらいましたので、M&Aの最前線にいる実務家ならではの知見を織り交ぜた講義と演習を行いたいと思っています。組織のためではなく、自分の今後のために、バテ気味の心と体に鞭打ってがんばりますので、ご興味のある方は奮ってご参加ください。今年は、個人投資家の皆様にも参考になるお話も混ぜていきたいと思っています。

| cpainvestor | 00:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
休息


母を亡くして、1週間が経ちました。

家族全員で最期を看取ることができたのが、せめてもの救いでした。

心に空いた大きな穴が埋まるまで、こちらはしばらくお休みさせていただきます。

| cpainvestor | 23:56 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
抽象と具体の往復運動

 

 今春卒業した大学院の授業の中で、最も面白かったのが、楠木先生の競争戦略論でした。「ストーリーとしての競争戦略」ですっかり売れっ子作家になってしまった感がありますが、講義を受けていて、学者さんというより一流のエンターテイナーだと感じました。楠木先生は、若かりし頃に場末のスナックでボーカルとして歌っていた経験もあるそうで、個々の会社のユニークな競争戦略を、誰もが聞きたくなる物語に落とし込んで、わかりやすいメッセージとして伝えるプレゼンテーションは、毎回とても面白く、私個人的にはそのプレゼン手法そのものも非常に勉強になりました。

 最近、楠木先生の新著「経営センスの論理 」を読みましたが、こちらも楠木先生の講義の続編を聞いているようなエッセイ集で、新幹線で移動中の清涼剤として楽しませてもらいました。この新書の出版社が「経営センスの論理」などと名付けるから「経営センスなぞどこにも書いてないじゃないか!」といった変な書評がWEBに出るわけで、「楠木漫談炸裂!」とでもしておけば、何の問題もなかったでしょう。読み物としての付加価値ば別として、おそらく日本の経営学者で、読者が腹を抱えて笑える文章を書けるのはこの方だけではないでしょうか。

 この本に載っている話で、私が受けた講義中にもたしか解説があり、非常に印象的だったのが、「地頭の良さ」に関する楠木流の定義です。楠木先生は、「地頭の良さ」を「抽象と具体を行ったり来たりする振れ幅の大きさと、その往復運動の頻度の高さ及びスピード」と定義されていますが、私もこの定義を聞いた時には、まさにそのとおりだと思いました。

 いわゆる「できる方」の思考法はどこか共通していて、具体例を抽象化して捉えて応用しようとしますし、抽象的なコンセプトから具体的な解決策を導こうとします。例えば、ビジネス上のミーティングなどでは、具体的で詳細な論点ばかり並べる残念な方の話には、「で、何が言いたいの?」、抽象的な論点ばかり並べる残念な方の話には、「で、明日からどうすればいいの?」と、皆がそれぞれに突っ込みを入れたくなるはずです。その点、誰もが「この方、やるな」と認める方は、重要なコンセプトから入っていって、きちんと具体的な施策に落とし込んだり、具体例からうまくエッセンスを抜き出して自分に合う形にカスタマイズするスキルが秀でていて、しかもそのバランスが絶妙であるように感じます。
 こういった能力がどのようにすると身につくかは不明ですが、楠木先生の言うように、そういうセンスのある方を早く見つけ出して組織内部からは放り出し、まずは小さなチームを丸ごと任せて鍛えるというというのが、組織を任せるプロ経営者育成の早道なのかもしれません。

 私が最近思いきり笑ったこの動画を見て、清水ミチコさんという方も抽象と具体の往復運動が頻繁にできる「地頭の良いプロフェッショナル芸人」だということを痛感いたしました。さすがにこの業界も息の長い方は突き抜けてます。この方のライブ行きたくなりました。皆さんも気分転換にどうぞ。

| cpainvestor | 23:57 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
景気回復の足音

 最近、身近な生活の中でも実体経済が明らかに良くなっている傾向を感じる場面が多くなってきました。

銀座のワインバー
 先日おうかがいした、銀座の高級ワインバー、私は投資家の皆様との交流会でしたが、まわりは、お姉様と中年男子の同伴ばかり。水曜日だというのに、それなりに客が入っていました。高額消費は明らかに増えています。

住宅販売
 近隣で、駅近ではあるものの、やや立地に難がある宅地群が売れはじめたようで新たな注文住宅の建設をいくつも見かけるようになりました。
 また、これに伴い、塩漬けになっていたような駐車場用地がいくつも魅力的な宅地(立地、道路付けとも最高ランク、私も欲しかったエリアです。)として売りに出されるようになっています。それなりのお値段の提示をしていると思うのですが、売れると見込んでの販売開始でしょう。

グリーン車利用率

 私はお金を払ってでもまとまった時間を確保したいので、通勤の行き帰りは500円追加料金を払うライナーか、もしくは、時間が合わない時にはグリーン車を使うことが多いです。ここ数カ月、朝夕のグリーン車の満席率が明らかに高まっているように感じます。しかも、中高年層ではなく、若い層が増えてきました。

補聴器販売
 半年ほど前、あることがきっかけで、高齢者三種の神器(老眼鏡、入れ歯、補聴器)マーケットを調べる機会がありました。その中で、国内の高齢化が急速に進んでいるにも関わらず、これまで市場が他の先進国並みに伸びていなかったのが補聴器なのですが、最近、大手眼鏡小売チェーンが本格的に販売するようになり、販売額が伸びてきているというニュースを見かけるようになりました(実際、近くの眼鏡市場の店頭のノボリは、メガネではなくほとんど補聴器です)。しかも、片耳40万円近くする高級補聴器の売れ行きが好調というのを、国内シェアトップ企業の今年の決算短信で最近知りました。消費支出に慎重な高齢者の高額消費も盛り上がってきているのかもしれません。

本業
 私の今の本業のうち、6割はM&A関連ですが、ここのところ、明らかに引合が増えています。また、先日競合他社に所属する元同僚何人かと飲みましたが、皆さん受注好調。しかもIN-INの国内案件が増えています。投資ファンドなども元気になってきたようです。

 Sell in May の格言ではありませんが、ここ数年、初夏には、マーケットが急落することも多かったように思います。特に今年は、年初からTOPIXが4割近く上昇していることもあり、ここから先は、例年以上に警戒心は必要だと思っています。
 しかしながら、現実の街角景気を観察していると、明らかに例年とは異なる良い兆候を感じることが多くなりました。これは、日本株の持続的な業績伸長が見込める局面なのかもしれません。

 そういうわけで、リスク管理上の折衷案として、外貨5割超、キャッシュ・ポジション3割の体制を維持しつつ、残りの銘柄の含み益実現を先送りして、もうしばらく相場についていきたいと思っています。

| cpainvestor | 11:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
贖罪の高額消費~決して資産効果ではございません


 大学院に通った2年間は、家族のための時間が激減しました。その結果、家庭での私の存在感は極めて薄くなり、私生活に様々な問題が生じました。先月からは、家族との間に生じてしまった隙間を少しでも埋めるべく、努力を重ねております。

 さて、先週、細切れではありますが、何日か代休を取得し、親戚の訪問も兼ねて、関西方面を旅行することができました。鉄道大好きの子供達は、新幹線に乗れ、梅小路公園で蒸気機関車にも乗れたので、だいぶ満足してくれたようです。この旅行をするにあたり、ここ数年、家族写真すらまともに撮っていないことに気がつき、ふと思い立ってカメラを購入しようと思い、ビックカメラに行きました。久しぶりにカメラ売り場に行って驚いたのは、コンパクトデジタルカメラの存在感の薄さでした。簡単なスナップショットは、十分に性能が上がったスマートフォンのカメラで代替できるということなのでしょう。
 コンパクトデジタルカメラの替わりに、カメラ売り場を埋めていたのは、いわゆるミラーレスの一眼レフカメラでした。「スマホでは難しいクオリティの写真を従来の重い一眼レフなどを使わずに気軽に撮りたい」というニーズにデジタルカメラの主戦場が移っているということなのでしょう。NIKON、CANON、OLYMPUS、SONY、PANASONICなど、大手メーカーそろい踏みで、たくさんの機種が出て激烈な競争を繰り広げていました。店員さんに各機種の説明を一通り聞いた後で、最終的に購入を決めたのは、NIKONのJ2という機種でした(以下画像)。

 

NIKONならではの高機能・高品質、軽量かつ洗練されたデザイン、8綏儺ー鑒売の直後であることによる大幅値下げ(ズームレンズ2本つきで40,000円弱)によるお得感の3つが決め手でした。カメラにそれほどこだわりのない方には、ちょっと出かける時に持ち歩くには、十分満足のいくスペックだと思います。
(以下はこのカメラで撮った大阪城天守です)


桜と大阪城天守

 

 それから、この2年間、最も負担をかけた妻には、グランドピアノの購入を支援することに決めました。家の新築時に、ピアノ教室向けの音楽室を作ったものの、楽器そのものは「これまで使い込んだアップライトピアノで十分、これ以上はぜいたく」と本人が言っていたので、そのままにしておりました。
 ただ、そうは言っても妻にとっては商売道具ですから、ずっと欲しかったようで、少しずつ貯金もしていたとのことでした。今回思い切って、取得原価の2/3を私が支援することにして、ヤマハのC3Xという機種を購入しました。正直なところ、高額出費に関しては、回収期間計算とか、値引交渉等はいつものとおり、私が担当したいところでしたが、今回は「あなたの専門分野外、口出し無用」ということでしたので、全て妻に任せることにしました。
 自宅にグランドピアノが来てわかったことは、「やはり音や響きがアップライトとは全く違う」ということです。家という空間に潤いが生まれ、私も「もしもピアノが弾けたなら…」というフレーズを思い出しました。今は完全に妻の独占消費状態ですが、これをきっかけに、子供達の一人でも、興味を持ってくれればと願っています。

 ここから先が重要なところですが、いずれの支出も原資は私が汗水たらして獲得した「労働所得」であり、株式売却による「不労所得」ではないということです。お金に色はないですが、決して、株価が上がって含み益が増えたから購入したわけではございません(笑)。世間は、株価上昇で高額消費が好調のようですが、これから先、我が家は再び家計の財布の紐は引き締め、バリュー消費を心がけて参りたいと思います。

| cpainvestor | 05:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
修了通知


 年明け以降、修士論文の作成と圧倒的な仕事の物量を前に悪戦苦闘しておりましたが、ようやくトンネルの出口から明かりが見えてきました。今週、大学院の修了通知をもらい、無事卒業が決まりました。入学者の2年間での卒業率は8割弱といったところでしょうか。なかなか過酷なコースでございました。

 2年間、社会人大学院に通ってみて感じたことをいくつか記載しておきたいと思います。

 2年間で最も変わったのは、新たな知識を得たことでも、多くの友人を得たことでもなく、「厳しい時間的な制約条件下でいかにして仕事のパフォーマンスを出すかを徹底的に考えるようになった」ことでしょうか。入学前と同じやり方で同じ仕事をしていたら、おそらく卒業はできなかったでしょうし、仕事の方もつぶれていたでしょう。
 学校に通うので仕事はできませんというのは、所属する組織、ましてやお客さんに対しては、何ら言い訳にはなりません。入学を機に仕事の専門領域やアプローチ方法を再考し、他人ができるものは徹底的に任せ、自分にしかできないものでバリューを出す、これを徹底できるようになったことが最大の収穫だったように思います。
 結果論ではありますが、2年前と今では、同じ組織にいながら、仕事の内容や顧客層はがらりと変わりました。また、他部署や上司から振られる仕事は激減しました。

 一方で、「働きながら学ぶ」ためには、周りのサポートが得られるかどうかというのも極めて重要な要素だと思います。とりわけ、家族持ちである程度の年齢になると、家族に多大な負担をかけることになりますし、組織の上司や同僚、後輩にも何かと協力をお願いすることになります。これからしばらくはそういったお世話になった方々に恩返しをしていかなくてはならないと思っています。
 もし、このブログの読者で社会人大学院入学を考えていらっしゃる方がいたら、入学時期はよくよく考えた方が良いと思います。仕事の裁量権がある程度増えて、家族のサポートも得られる時期を見極めないと、八方ふさがりとなって不幸を招くことになりかねません。

 
 肝心のカリキュラムですが、良い面、悪い面、感じ方は個々人の年齢やこれまでの経験等に依存する部分も大きいので、本当に人それぞれだと思います。私個人的には「内容的にまったく役に立たないわけではないが、過大な期待は禁物」といったところでしょうか。(私が通った学校のカリキュラム詳細に関する所感等についてお聞きになりたい方は、個別にお問い合わせください。)今の仕事の延長線上で知識の枯渇感やキャリアの閉塞感を持っているような方は、行って損はないと断言できますが、今の仕事がものすごく充実している方が、それを中断してまで行く場所かと言われれば、そうでもないような気がします。

 ただ一つ言えるのは、専業学生とは異なり、極めて意識の高く、刺激し合える職業人が相当数集まってくることだけは確かです。卒業を目前にして、既に転職を決めた方、起業した方、それから学校で伴侶を見つけた方もいます。利害関係の全くないこういう仲間とは、今後も一生つきあっていくのではないかと思います。

 この2年間、あまりに自分の希望を優先しすぎました。これからしばらくは、支えてくれた家族との関係修復に時間を充てたいと思います。

| cpainvestor | 01:28 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
師走


 毎年、この時期はあわただしく過ごす方が多いのではないでしょうか。
 私も今年は例年以上の忙しい年末で、先月から今月にかけて、北は青森から南は宮崎まで、毎週のように出張しながら、本拠地での仕事もだましだましこなしています。3月の決算年度末までにまとめたい投資案件が多いのでしょう。本業関連のM&Aマーケットも最近大きく動き始めているような気がします。

 政権交代による金融緩和圧力と円安効果で、株式市場もここ2カ月ほど急伸しています。投資の本流は、日経平均採用の輸出型企業に対する外国人買いなのでしょうが、最近では、サラ金や不動産といった今まで鳴かず飛ばずだった内需企業の株価も急伸しています。なんだか相場の雰囲気が2004~2005年頃に似てきたと思うのは私だけでしょうか。

 さて、今年から私は、住宅ローンを抱えた身でありながら両建てで運用する、いわゆる「レバレッジ投資」を本格的に始めました。あくまで、安定運用をモットーに掲げているため、生活必需品、製薬、医薬品、インフラといったいわゆる「ディフェンシブ系銘柄」がポートフォリオの中核を占めているわけですが、投資の時期が良かったからでしょう。今年は久しぶりに年間パフォーマンスが+30%を超えてきました。

 こういう相場環境になってくると、つい株式売買も活発にしたくなるものですが、ここ数カ月というもの、平日深夜や週末は、歯を食いしばって通い続けた大学院の修士論文の作成で完全にてんぱっているため、相場はおろか、出張先を除くとお酒もほとんど口にしておりません。
 家族(特に妻)に多大な迷惑をかけ、かわいい盛りの三男は相変わらず私になつかず、泣かれてしまうダメ父親状態が続いておりますが、あと数カ月、この忍耐の生活を続けたいと思います。

ご友人の皆様へ
 酒づき合いも非常に悪くなっている今日この頃ですが、3月頃には、行く手に光が差してくると思いますので、今しばらくお待ちください。


このブログの数少ない読者の皆様へ
 大学院を卒業した暁には、再び面白いエントリーを書いていきたいと思っておりますので、辛抱強くお待ち頂ければ助かります。

京都タワーから見た嵐山方面

京都タワーから見た嵐山方面の夕暮れ(2012年11月)

| cpainvestor | 00:56 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
同世代で真剣に日本のことを考えている人間が何人いるか


 このブログは、政治、宗教がらみのことは、これまで一切書いてきませんでしたが、今回だけは、お許し願いたいと思います。

 彼と初めて会ったのは、もうかれこれ5年以上前でしょうか。私がベンチャー支援の仕事をしている時に、ある方から元気な若手経営者を紹介してもらいました。アクセンチュア出身の彼は、同僚と人材育成サービスの会社を始めて、次々と昔のコンサルタント仲間をスカウトして会社を大きくしているところでした。

 彼の経営スタイルで特徴的だったのは、自分の得意分野を熟知し、組織運営と経営をうまく分業していたところでしょうか。コンサルティングビジネスの企業というのは、優秀なヒトが財産です。優秀なヒトを継続して抱えるためには、個々人に成長機会を提供する魅力的な新しい仕事を獲得し続けることと同時に、緊張感がありながらも居心地の良い組織作りが欠かせません。彼はもっぱら全社の経営戦略と新しい事業機会の創出に専念し、代表業務と組織運営は、自分より年長で人望のあるパートナーに任せていました。この二人の二人三脚がうまくいっているのでしょう。会社の経営は比較的順調だと聞いています。

 自分でベンチャーを立ち上げるような方は、どなたも大きな夢や熱い思いを持ち行動力に長けているわけですが、彼は冷徹なそろばん勘定も持っていて、「どういう顧客をどういう手順で攻め、どういうタイミングで採算ラインにもっていくか」ということを常に考えながら行動するタイプでもありました。当時はまだ、小さな雑居ビルに間借りしているような状況だったと思いますが、「早く新興国での新しいビジネスをはじめたい」と言っていたことが印象に残っています。
 優秀な経営者というのは皆、「有言実行」であるわけで、その後、彼の会社はいち早くインドに進出して現地にネットワークを築き、日系企業などの現地進出のサポートを事業化していると聞いています。

 そんな彼にしては珍しく、今回は必ずしもそろばん勘定に合わないような挑戦をしようとしています。大義は「日本のため、そして故郷薩摩に若い世代が残れる仕事を創るため」。彼は鹿児島3区から衆議院選挙に出ることを決めました。 いくら第三極の政党に追い風があるとはいえ、本気で選挙に勝つ確率を上げることだけを考えれば、若い世代が多く、有力な候補者の少ない都市部の選挙区に挑戦するのが、定石なのかもしれません。ただ彼は、あえて自分の生まれ故郷で挑戦することに決めました。

 高齢化が進む今の日本で世代的に最も割を食っているのは、若者です。平日の昼間に年金世代の皆様がゆっくりくつろぐ中、多くの若者は年功では決して上がらない安月給で懸命に働き、重い社会保障の負担に耐えながら、家族を養っています。
 正直、私のような30代は、日々の仕事でどう成果を出し、家族をどうケアするかを考えるのが精いっぱいで、「日本をどうしようか」というところまで頭がまわらないのが現実なのではないでしょうか。

 私達と同世代で日本のことを真剣に考えて行動を起こす人間は稀です。しかも彼はゆとり世代の若者をビジネスマンとして鍛え上げる教育サービスをゼロから立ち上げ、自分の組織を大きくしてきた実績があります。二世、三世ばかりの職業政治家や経歴自慢のお役所出身者ではなく、こういうビジネスマインドを持った若い世代を国政に送り込まなければ、この国は本当にダメになっていくのでしょう。

 今回の選挙では、彼の勝算は微妙かもしれませんが、その決断と行動力に敬意を表して、応援したいと思います。鹿児島3区の皆様、地縁、血縁、後援会も大事ですが、彼の志は本物ですから、どうかよろしくお願いいたします。

 彼の名前は、 福留大士 といいます。記憶に留めておいて下さい。

| cpainvestor | 13:35 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
マネックス証券の本気


 これは明らかに個人投資家にとって朗報ですね。

 マネックス証券が2,800銘柄超もの米国株を11月28日から取り扱うことになるようです。売買手数料もオンライン証券では最低水準となるようで、このサービス開始によって、日本国内にいながら、NYSEやNASDAQに上場する会社の3/4はリアルタイムで取引できるようになります。

 私の最近の株式投資の主戦場は外国株に移っていますが、これまでは取扱銘柄数の多い楽天証券(米国株)、ユナイテッドワールド証券(香港株)の口座をメインに使ってきました。ただ、今回の「マネックス証券の本気度」に敬意を表して、今後主力口座はマネックス証券に移していきたいと思います。

 外国株を取引する場合のボトルネックは何と言っても入出金と確定申告でしょう。私も一時期、外国証券会社に口座を作ることを真剣に検討していましたが、特に日本国内に資金を戻す時の制約が大きいことを懸念して躊躇していました。国内で簡単にドルを購入・売却できて、すぐに米国株を売買できる国内ネット証券の手軽さは何ともありがたい限りです。

 今回マネックス証券がこのようなサービスを開始できた背景には、昨年買収した米国のオンラインブローカー、トレードステーションの力が大きいのでしょう。さっそくトレードステーションのリソースを使って独自の売買ツールを開発し、日本国内の顧客に提供してくれるようです。海外企業の買収メリットが顧客サービスに目に見える形で還元されると、顧客としては非常にうれしいです。買収の思い切った決断と新サービス提供のスピード感は、オーナー企業ならではというところでしょうか。

 リーマンショック直後から、TOPIXは横ばいですが、NYダウは最高値を更新しています。金融緩和の影響はもちろん大きいのでしょうが、米国企業が世界経済の成長の恩恵を取り込んでいることも事実でしょう。やはり株式投資の主戦場は米国にあります。

 個人投資家の皆さん、世界に打って出るプラットフォームはマネックス証券がそろえてくれました。あとは英語と財務を勉強して、円高のうちにドルを購入し、ウォッチ銘柄の株価が下がったところで、買いを入れるだけです(笑)。国際分散投資の王道、ETFは合理的なのかもしれませんが、会社分析をしないので頭を使わず、個人的にはどうも好きになれません。ぜひ、ご一緒にリスクをとって米国個別株投資にチャレンジしましょう。

 マネックス証券には、次はぜひとも「欧州株」、早くNestléBMWを買えるようにしてもらいたいところです。

| cpainvestor | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
オリエンタルランド強し

 

 この秋の連休明け、家族で約1年ぶりにディズニーランドに行ってきました。最近の小学校は2学期制になっており、今週が「秋休み」として休みになっています。夏に家族サービスを十分にできなかったことへの罪滅ぼしとして、有給休暇を取得してこの期間に行ったのですが、同じように秋休みとなっているか、もしくは運動会や体育祭の代休となっているのでしょうか。平日だというのに、家族連れも多数来園していて、えらく混んでいまして、有名アトラクションの前は、1時間以上待つものがざらにありました。

 約1年ぶりの訪問でしたが、改めて認識したことをいくつか。

・混雑は相変わらずだが、その中でも快適に過ごしてもらおうという工夫は随所に見られる(駐車場の誘導、ファストパスの丁寧な説明、パレード・イベント前の親切な告知、待ち時間のこまめな開示とアナウンス、一部アトラクションの稼働スピードの上昇など)。
・領土問題の影響か、中国人、韓国人の観光客は昨年同時期に比べ、激減しているような印象を受けた(これは下期業績にマイナスでしょう)。
・キャストの教育は本当によく行き届いている。何か聞いても、頼んでも、本当にこれでもかというくらい愛想良く応えてくれる(社歴もあってか、ベテランキャストも増えている気がするが、オジサンスタッフも抜群に感じが良い)。
・いつもそうだが園内は極めて清潔で、特にトイレは清掃が本当によく行き届いている。
・リピーターが多いためか、アトラクション目当てではなく、パレードやイベント目当てに、それぞれの会場前で長時間席取りをしている客が多数いる(ドル箱リピーター間違いなし)。
・明らかに高齢者も増えているが、車いす等での移動もしやすいようなバリアフリーの仕掛けが随所に見られる(祖父母が来やすくなれば、必ず子と孫がくる)。
・いつも思うが、最後に残った改善点があるとすれば、食事の味と値段だが、これは、回転率とマージンを高めて利益を取るために、クレームを受けても、あえてこのまま強気の商売をしているのだろう。

 東京という巨大都市を後背地に抱え、国内地方や成長著しい東アジア諸国からのアクセスも良好、この恵まれたポジションで、上記のオペレーションを30年近く続けられれば、入場券を値上げして、グッズを目一杯買わせても、客は「不景気を忘れさせてくれる唯一の楽しみ」として家族でリピートするのでしょう。日本を代表する多くのモノヅクリ輸出企業が円高と競争激化で苦しむ中、将来的には、この舞浜地区が、もっとも貴重な外貨獲得源になるのかもしれません(かなりのブランド料を米国に持っていかれるわけですが)。

 本当に、この会社、だてに最高入場者数を更新していませんね。改めてバランスシートを見てもわからない「ビジネスフランチャイズの強さ」を再認識させられました。やはり「暴落時の強力ビジネスフランチャイズ企業は買い」でしたね。見逃し三振をしてしまった私にとっては痛恨のエラーでございました。

 そういう意味では、原発再稼働問題と燃料価格高騰で現時点で株価が暴落している某セクターも、相対的に財務状態の良く、原発依存度の低いビジネスフランチャイズ企業は、中長期目線で「買い」なのかもしれません。

| cpainvestor | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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